きょうも WhiteUniva∞ホワイトユニヴァ に来てくれてありがとねンっ。
realuniva4a.jpg   garasu
ちゅら星(112)をUPしました。      ★こにちわ!ユニヴァです。 

まっしろ白な宇宙への入口へようこそ。rainbow
ユニヴァの肖像画を描いたよんっ。見てみる?
リアルユニヴァへのポータル  マスコットユニヴァへのポータル
ちゅら星キャラもいる
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【2014/03/25 15:44】 | blogtop | トラックバック(0) | コメント(24) |
ちゅら星(112)
46.幽霊のしっぽ
久しぶりにレモン星へ戻った僕は、商売の材料探しも兼ねて、海岸をのんびりと散歩していた。
「こんなレモン星にも、けっこう異星人がいるもんなんだなぁ・・・。」
僕はトリニタス星人のことを思って、海に向かってひとり呟いていた。
そして、レモン星で熟成した身体を盗まれてしまったというトリニタス星人のことを思った。
「・・・まだ、レモン星にいるんじゃないかな・・・そのトリニタスの人・・・。」
「やっぱ、そう思うでしょ!。」
その声に振り替えると、ユニヴァがそこにいた。
「とにかく街の方へ行ってみない?」いきなりやる気満々なユニヴァだ。
「何の手がかりもないのに?」やる気なく僕は言った。
「手掛かりを探すのよ。」
ユニヴァはもう歩きだしていた。
僕は仕方なくユニヴァの後を追う。
「だけどユニヴァ、まず小さな動物達に相談した方がいいと思わない?」
ユニヴァの歩みは止まらない。
「彼らは今忙しいのよ。」
だからと言って、近所を歩き回ったくらいで、お目当ての人物に辿り着けるわけがないと僕は思った。
そして、僕らは港のあたりまで来た。
港の向こう側はもう街だ。
「さてと。」ユニヴァはそう言って、ポケットから何かを取り出した。
「コンパス?」
それは東西南北を図るコンパスに似ている。
ユニヴァは手のひらの上のコンパスをじっと見つめている。
「トリニタス・・・」ユニヴァが呟く。
コンパスの針が少し震えた。
「トリニタス・・・」またユニヴァが呟く。
「トリニタス・・・トリニタス・・・」ユニヴァが続ける。
「ああっ、光った。」コンパスの針が一瞬光ったのが分かった。
そして震えていた針は、ピタリと静止した。
「あっちね。」ユニヴァは針の示す方を見つめた。
「しかし、ユニヴァ・・・それ、トリニタス星を指したんじゃないの?・・・あっちだとしてもだよ、この街どころかレモン星の裏側ほどずっと先かもしれないじゃないか。」
そしてユニヴァは僕の手を取ると、大きな通りを渡ったところにある雑貨屋を目指した。
「ここにいる。」ユニヴァが僕を見て言った。
「まさか。」
「今、あたしが決めたんだもの。」
ユニヴァにそう言われると、なんだかいそうな気がしてきた。
店内に入ってすぐにポストカードの回転ラックがあった。
ユニヴァはあいさつ代わりにそのラックをカラカラと回してみた。
それからサインペンの棚をしばらく眺めて、レインボーカラーのインクのペンが気に入ったようだ。
次にカラフルな食器を見てから、お菓子の棚に移動した。
「ピーちゃん、カゴ持って来てくれる?」ユニヴァが僕に言った。
カゴを持って行くと、ユニヴァは抱えていたお菓子をドサリとかごに落とした。
「ピーちゃん、さっきのレインボーのペンもお願い。」
僕はさっきのボールペンを取りに行った。
ボールペンを取って戻ると、お菓子の棚にユニヴァの姿が見えなかった。
「どう?これ。」ユニヴァが現れた。
「なっ・・・。」
ピンクの猫を被っている。
「似合う?」
ユニヴァはピンクの猫風の帽子を被って、鏡の前でくねくねしている。
「ユニヴァは黒猫姿が一番似合うと思うけど?・・・。」
そしてユニヴァはピンクの猫帽子もカゴに入れた。
レジにに向かうと、ひとつしかないレジに先客がいた。
僕らは少し離れて、雑誌なんかを眺めてレジが開くのを待っていた。
「ふぅ~ん、これより小さいのとなると取り寄せになるね。」レジの人が、客の少年に言っている。
「とりよせかぁ・・・じゃあ他を当たってみるよ。」少年は一瞬考えてから、持っていたガラス瓶をレジのテーブルにコトンと返した。
「ちょっと・・・」突然、ユニヴァが少年に声をかけた。
「あんたが探してるもの、これじゃな~い?」
そう言うユニヴァの手には、あの三位一体の光が入っていた小さな空の瓶がある。
「ユ・・・ユニヴァそれ。」
「この前の時、使えそうだからもらっといたの。」ユニヴァは僕を見て笑って言った。
少年は不思議そうにユニヴァを見ている。
それから冷静な声で少年が言った。
「それ、僕に譲ってもらえるの?」
ユニヴァは返事をするともなく、大きく鼻から息を吐いてもったいぶった顔をした。
「そのカゴの中の物、僕がプレゼントしてもいいよ。」少年がとっさに言う。
ユニヴァは持っていたカゴを見た。
山盛りのお菓子とサインペンとピンクの猫帽子が入っている。
「そ~お?悪いわね。」ユニヴァはそう言ってレジのテーブルにカゴを置いた。
そして手のひらの上で、小さなガラス瓶をコロコロとさせて見せた。
少年はそれをじっと見つめている。
「でも、もう一つ条件があるの。」ユニヴァが手の上の瓶を見つめたまま言う。
「条件?」少年が意外と言った表情でユニヴァの顔を見た。
「簡単よ、あたし達と友達になる!・・・できる?」ユニヴァが少年の目を覗きこんだ。
「最近痛い目にあってね、気安く人と友達にならないようにしてるんだ。」
少年は、ユニヴァの瓶をあきらめたように背中を向けた。
「条件なんて嘘よ、これ返すわ、だって元々たぶんあんたのモノだもの。」ユニヴァは少年に持っていたガラス瓶を差し出した。
「元々・・・僕のモノ?」少年が振り返って言う。
ユニヴァは少年にガラス瓶を握らすと、袋に詰め替えられたカゴのお菓子やなんかを受け取った。
「それじゃこれありがと、また今度ね。」
僕はユニヴァと一緒にその店を出た。
「ユニヴァ・・・今の犯罪じゃないよね・・・。」心配になって僕は言った。
「面白くなってきたでしょ。」ユニヴァは僕を見てニイッと笑って見せた。

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【2014/03/25 15:43】 | ちゅら星物語 | トラックバック(0) | コメント(0) |
ちゅら星(111)
僕は懐かしい小さな動物を前にして、トリちゃんも悪くないが、なんだか落ち着くような気がしていた。
「地下にキノコが湧いてたんだ。」小さな動物はそう呟いて、上目遣いに僕を見た。
「キノコ?・・・ははぁ~ん。」クーさんが納得の声を上げる。
「化かされちゃったんだ!」ユニヴァが鼻で笑って言う。
「犯人は?」僕が訊く。
「青い髪の・・・。」
「くっそ、アイツら!」クーさんがテーブルを叩いて言う。
「じゃあ、赤い髪の奴は?」また僕が訊く。
「間違いなく仲間だ。」
「・・・つーか、あのマジックみたいにして出てきた紺色の髪の人はどこに行ったのよ?」ユニヴァが言う
「きのう、突然消滅した。」小さい動物が言った。
「それにしても、何でトリちゃんからあんたら三人に戻ったわけ?」クーさんが割り込んで別の質問をした。
「時期尚早ってこ・・・と。」ピンクの髪がつまらなそうにつぶやいた。
僕の脳裏にGackNtの姿がよぎった。
確か、GackNtはジェミニィの消えた痕跡が見つからないと言っていた。
「僕ら、その犯人の奴らを捕まえなきゃならないよね。」僕は言った。
「でも、もう消滅しちゃったんだぜ。」クーさんが僕に言う。
「本当に消滅したなら、GackNtがあんなことを言う?」ユニヴァが不審そうに眉をゆがめて言う。
「GackNt?・・・君たち何か知っているの?」小さな動物が椅子の上に立ちあがって言った。
その時大きな男が、僕らの話に水を指すかのようにテーブルにお茶を並べ始めた。
「あれは、たぶん相当低次元の存在でしょうよ。消滅の瞬間チラリと本性が見えたから・・・。」大きな男はそれだけ言うとまたキッチンに戻って行った。
それから、焼きたてのマドレーヌをカゴいっぱいに持って来てくれた。
大きな男が席に着くと、ユニヴァがGackNtから聞いたジェミニィについての話を始めた。
ユニヴァの話を真剣に聞く三人をよそに、僕とクーさんはマドレーヌに手を伸ばしていた。
「へぇ・・・ジェミニィ・・・か。」小さな動物が空を見つめて言った。
「ちょ~と待って!」ピンクの髪が突然言った。
「でもそのピカーってので消滅したのは低次の存在たちだけよねぇ・・・あの紺色の髪の身体はトリニタスのモノよ。」
「ああ、別の奴らの仲間がレモン星にいたトリニタス星人から盗んだモノだ。」小さな動物が憎々しそうに言う。
しかし、消滅した彼らのその後については誰にも知る由もなかったのだ。
僕らは、とにかくマドレーヌを食べた。
それから僕らは、焼き払われた地下に湧いたキノコの後を見に行ってみた。
それは、あの奈落の底からはい上がって来たかのように、巨大顕微鏡の部屋へ続く階段へと増殖していたようだ。
僕らはすぐにでもジェミニィを捕まえたかったのだが、成す術もないままその件はとりあえず保留にして、そして家路に着くことにしたのだ。

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【2014/01/01 14:45】 | ちゅら星物語 | トラックバック(0) | コメント(0) |
ちゅら星(110)
「ほら、見てよ。」
追いついた僕とクーさんに、ユニヴァが大きな泥の塊を見せた。
僕もクーさんも黙ってただそれを見た。
「ほら、この渦巻。」ユニヴァは泥の塊を更に僕らに近づけて見せた。
「フズリナだ。」GackNtが言った。
ユニヴァが地層の山肌から掘り出したのだ。
「使えるの?」クーさんがGackNtに言う。
「掘りたてのフズリナなら充分充電済みだ、すぐに使える。」
そう言ってGackNtはニャントロを見た。
ニャントロはユニヴァにの持っているフズリナをなでるようにした。
「かなりの大きさだ、これならミンタカまでも充分だろう。」
「やったぁ!」ユニヴァが泥だらけのフズリナをぎゅっと抱きしめた。
「ユニヴァ、顔も胸も泥だらけだよ。」僕はユニヴァを見て笑って言った。
その後、GackNtが小さめのフズリナを2つ見つけた。
海岸に降りて来るとユニヴァが波打ち際に走って行く。
どうやらフリズナの泥を海水で洗い流そうとしているようだ。
僕もユニヴァの方へ寄って行った。
「ダメだわ、岩みたいにこびりついてる。」
泥水が滴り落ちているが、あまり形状に変化がないようだ。
「前にちゅら星のキャニオンドームで掘り出した時も、岩の固まり状態だったよね。」僕はニャントロと始めって出会ったあの時を思い出して言った。
「あの時は、ユニヴァの応接間でガッシャリ落としたショックできれいに取り出せたんだったよな。」クーさんが僕のすぐ後ろで言った。
「それだわ!」
ユニヴァはそう言うと辺りをきょろきょろと見回した。
そして、手近にあった平らな一枚岩めがけて持っていたフズリナを叩きつけた。
「あ・・・。」
僕らは茫然として一枚岩を見つめた。
「こんなとこで・・・渦・・・出ちゃった。」ユニヴァの微かなつぶやきが聞こえた。
それからの行動は速かった。
出してしまった渦を無駄にするわけにはいかない、適当に開放してしまった渦をニャントロがミンタカへと座標を調整してくれた。
そして別れのあいさつもそこそこに、GackNtとニャントロに飛行機の返却を託して、急いで巨大真珠に乗り込むと、僕らは一気に渦に飛び込んだ。
「ああちょうどいいところに・・・。」
僕らが到着したのは、ちゅら星へのポータルにも近い丘の中腹だった。
「お昼ごろかしらね?」太陽が真上から燦々と降り注いでいる。
「海岸へ出て、サンドウィッチでも頼みましょうか?」
僕らはホシマルちゃんのその提案に賛成した。
丘を降りたところにちょうどペリカンが一羽いたので、サンドウィッチの注文を済ませた。
そして木陰に並んで腰かけると、海を眺めてペリカンの帰りを待った。
「そうだ、ちょっと見てくる。」ユニヴァはそう言うと、丘の中腹の方へ戻って行った。
しばらくして、戻って来たユニヴァはフズリナを持っていた。
「やっぱり、もう渦閉まってた。」
ユニヴァは渦の痕から回収してきたフズリナを大事そうに膝の上に置いた。
「これ、充電すればまた使えるのよね。」ユニヴァが僕を見て言う。
僕は黙って頷いた。
サンドウィッチを食べていると、ホシマルちゃんが急に立ち上がった。
「+?¥*・・・。」
あの幻覚遊園地のヒツジ人間のことだ。
ホシマルちゃんは彼の無事を確かめたいと言った。
僕らはその件についてはホシマルちゃんに任せることにして、ここでホシマルちゃんと別れることにした。
そして、ポータルを抜けて久しぶりにちゅら星へと戻って来たのだ。
「まったく、あのトリニタス星人のおかげでとんだ目にあったよ。」クーさんが言った。
「そう?楽しかったじゃないの。」ユニヴァが言う。
「まぁ、ニャントロやGackNtの星にも行けたしね。」僕はとりあえずユニヴァをフォローした。
ちゅら星は朝一番の時間帯だった。
「おうっ、おはよう!」ちょうど灯台の入り口から出てきたのは、小さな動物だった。
「おはよう!ただいま。」僕らも答えて言った。
「ええっっ???」
うっかりあいさつを済ませたが、今はいるはずのない小さな動物がいる。
「アンタ・・・どうして?」ユニヴァがたどたどしく言った。
「ううん、ちょっとトラブルがあってね。」
小さな動物はそう言うと、中に入る様に僕らを促した。
テーブルにはピンクの髪の姿があった。
「あら、おはよう。」
僕らは適当にテーブルを囲んで席に着いた。
「ええと、全部で何人?」そう言って奥から声をかけたのは大きな男だった。
「トリちゃんは?」ユニヴァがピンクの髪に訊く。
するとピンクの髪は豊かな胸の谷間から小さな瓶を取り出して見せた。
「それで、一体何が起ったのよ?」ユニヴァがそう言うと、小さな動物も席に着いた。

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【2013/12/01 13:34】 | ちゅら星物語 | トラックバック(0) | コメント(0) |
ちゅら星(109)
「ピーちゃ~ん、こっちこっち~。」クルーザーの穂先でユニヴァが手を振って見せた。
「川を下りながらの朝食にしよう。」
GackNtがそう言って、僕らはクルーザーに乗り込んだ。
GackNt達の庭先を通り過ぎて少し行くと、川幅が少し広くなった。
両岸の桜の並木が直射を遮って、キラキラと輝く木漏れ日を提供してくれる。
「しまった!」キッチンに立っていたGackNtが声を上げた。
「ニャントロ!ワインを忘れて来てしまった。」
「どの樽だ?」ソファアにくつろいでいたニャントロが面倒そうに言う。
「ん・・・適当なもので・・・どれでも構わない、頼む。」
ニャントロが目を閉じた。
それから少しして目を開くと、窓際にある木製のキャビネットを見つめた。
キャビネットの上にキラキラとした粒子が舞っているのが見える。
粒子の量が急激に増えると、あっという間にワイン樽が現れた。
「これでいいか?」
「うっ・・・これは・・・」GackNtが気まずそうに樽を見つめている。
「どれでもよかったのではないのか?」ニャントロが眉をひそめて言った。
どうやら、僕らの目の前に現れた樽は最近仕込んだばかりの樽で、飲むにはだいぶ早いらしいのだ。
ニャントロはGackNtを無視するようにお茶を飲んだ。
それからニャントロはデキャンタにワインを移すように言ったので、僕は僕のすぐ脇に置いてあったデキャンタを手に取った。
そしてゆっくりと樽の栓を抜いて、デキャンタの半分ほど注ごうとしたのだが、上手く栓が閉じられず結局なみなみにしてしまった。
僕がデキャンタをテーブルに置くと、ニャントロがそれを見つめた。
デキャンタの周りにモワっとした煙が立ち、すぐにデキャンタがかすむほどの煙に包まれた。
「試して?」ニャントロが言った。
GackNtがほんの少しグラスに移して飲んでみる。
「まだだ。」
またニャントロがデキャンタを見つめて、煙が立った。
そしてまたGackNtが試してみる。
「・・・イケなくもないが・・・。」横目でニャントロを見て言う。
すぐにまた煙が立った。
「これでどうだ?」
一口飲んでみたGackNtは、人数分のグラスに少しずつワインを注いだ。
真っ先にユニヴァが口をつけた。
「爽やか!」
「レモンのような香りです。」ホシマルちゃんが言った。
僕も木漏れ日を揺らすそよ風を感じるのには、ぴったりのワインだと思った。
それからサンドウィッチが出来上がると、僕らは乾杯をした。
その後デキャンタに4度もワインをお代わりしたので、ニャントロは疲れてソファアで眠ってしまった。
景色を眺めていた僕らは、急に川幅が大きく広がったことに気付いた。
「この先で川が二つにわかれるんだ。」GackNtが言う。
「どっちへ行くの?」ユニヴァが訊く。
「左だ。」
「どこに向かっているの?」クーさんが訊いた。
「飛行場だ。」
「飛行場って?」ユニヴァが言う。
「飛行機に乗る。」
「飛行機って?」ユニヴァがまた言う。
「風に乗って進む乗り物だ。」
「へぇ。」僕らは一斉にそう言った。
今日は天気もいいし、風に乗るなんて気持ちよさそうな気がする。
左側の支流に入って行くと、次第に両岸はそそり立った岩壁になって行った。
「岩の色がきれい。」ユニヴァが言った。
「ここを抜けると海に出る。」GackNtが言った。
僕が岩だらけの景色に飽きてくると、岩壁の高さが低くなり空が広々と見えるようになって来た。
「もうそこが海だ。」
目の前の景色が大きく開き始めた。
「飛行場は?」ユニヴァが言った。
「あそこに見える島がそうだ。」
島に近づくと、大きな鳥のような白い物体が何台も並んでいるのが見えてきた。
「あれが飛行機ね・・・キレイ。」ユニヴァが乗り出して言った。
奥の建物の中にも、たくさんの飛行機が見える。
僕らのクルーザーが着くと、真っ黒に日焼けした女の子が駆けて来て綱を取ってくれた。
「ようこそニャントロ、GackNt!」そう言って女の子は僕らに笑顔を見せた。
クルーザーを出て島に降り立つと、僕らは一人残らず大きく伸びをした。
「3台でいいわね。」
飛行機は縦に二人乗れる二人乗りのようだ。
最初にニャントロが1台に乗り込むと、その後ろの席にユニヴァが飛び乗った。
「男子禁制!」ユニヴァは備え付けのヘルメットをかぶった。
ホシマルちゃんは蹄をヒョイと蹴って、ユニヴァ達の隣の飛行機の後部座席に飛び乗った。
その前の座席にGackNtが乗った。
「後はよろしく。」そう言ってクーさんは僕の肩をたたくと、そのまた隣の飛行機の後部座席に飛び乗った。
取り残された僕はしぶしぶクーさんの前の席によじ登るしかなかった。
「運転は比較的難しいぞ。」追い打ちをかけるように隣からGackNtが言う。
GackNtとニャントロのプロペラが勢いよく回転し始めた。
「先に行く。」ニャントロの口かそう動いて、彼女達の機体が前進して行った。
陽気にユニヴァが僕に手を振った。
「なぁに、心配無用だ。」GackNtは僕にそう言うと、進んで行ってしまった。
ホシマルちゃんが陽気に手を振って見せた。
「フロントガラスを見て!」日に焼けた女の子が地上から叫んだ。
僕はフロントガラスを見た。
光るブルーの文字が、赤いランプのボタンを押して電源を入れるように言っている。
僕はその通りにした。
ブルンとシートに振動を感じた。
「OK!その調子!」女の子の声が聞こえた。
次にグリーンのランプのレバーを倒すように指示されている。
気がつくとニャントロとユニヴァの機体がはるか彼方見小さく見え、GackNt達は今離陸したところだ。
「急げ!遅れるぞ。」クーさんの声がした。
僕は冗談じゃないと思いつつも、レバーに手をかけた。
それから僕は離陸までに飛行場を3周して、ようやく島を離れることができた。
「やれやれ。」僕が上空に出ると、他の2機は影も形もなくなっていた。
「大丈夫、レーダーはチェックしている。」クーさんの声がした。
僕はいつの間にかスピードが上がっていることに気付いた。
「いい風だね。」クーさんが言った。
右手前方に小さく光るものが見えた。
何とか追いついたようだ。
白いサンゴ礁の島が点々と見えてくる。
「あの大きい島に降りてくぞ。」クーさんが言った。
僕は慌ててフロントガラスを見た。
着陸ステップのボタンに触れる。
マニュアルモードとオートモードのボタンが現れた。
「当然オート!」僕はオートモードのボタンに触れた。
近辺のマップが表示された。
「ここだな。」とクーさんの声がして、地図上に点滅する虹色のマークが表示された。
前方に大きな島が迫ってくると、機体は徐々に高度を下げ始めた。
僕はのんびりと眼下に広がるライトブルーの海を眺めた。
僕とクーさんが無事到着したころには、乗り捨てられた飛行機を残して皆の姿はどこにもなかった。
僕とクーさんはとりあえず、打ち寄せる渚をゆっくりと進んで行った。
しばらく行くと砂浜は終わり、岩場になった。
「ああ、いたいた。」
小高い崖の中腹に4人の姿を見つけた。
上に上がる道を見つけて、僕とクーさんも崖を登り始めた。
「きれいな地層だなぁ。」クーさんが岩壁をたたいて言った。
「見つけたぁ!これ見てぇー!!」ユニヴァの叫ぶ声だ。
僕とクーさんは何事かとユニヴァの声に急いだ。
カーブを回ると、ユニヴァを取り囲むようにして集まっている彼らがいた。

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【2013/10/29 16:47】 | ちゅら星物語 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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れもんちゅらな宇宙で星散策。     エンドレスな「ちゅら星」の物語・・・  手作り黒猫や熊も紹介します。

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