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ちゅら星(151)をUPしました。      ★こにちわ!ユニヴァです。 

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テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

【2019/08/27 16:36】 | blogtop | トラックバック(0) | コメント(25) |
ちゅら星(151)
ビニール細工のような植物の草原がどこまでもキラキラと広がっている。
そして真っ黒な森は、僕らに向かって迫ってくるようにさえ感じる。
その木の幹は真っ黒で、葉は黒に近い濃い緑色をしている。
足下に覗く土も真っ黒で、草原のキラキラの植物とは一転してマットな灰緑の植物が目立つ。
「なんにもいないな・・・。」クーさんが不満げに言う。
僕らの巨大真珠は、ただ先を行く二羽の雲を追う。
「ねぇ、湖って面白いの?」ユニヴァが先を行く2羽に声をかける。
「さぁ?・・・始めて行くんだからぁ。」黄色いクチバシが答える。
「え?」クーさんの声が微かに聞こえた。
「噂はいろいろ聞いてるけどね・・・。」青いクチバシが言う。
「噂があるの?・・・じゃっ、面白そうって事じゃない?」ユニヴァが嬉しそうに言った。
噂とは何か気になりながらも、とにかく僕らは湖を目指して雲を追った。
「あ、きれいな黄色!」
小さな真っ黄色の池が見えた。
これが、真っ黒な森に映えるのだ。
「あの小さいの、出て来ないかな・・・。」またクーさんがぼやく。
「あの、赤いとんがり帽子だよね・・・。」僕が言う。
「とんがり帽子だけで、それがコビトとは断定できないと思うけど?」ユニヴァが言う。
「うわっ蛇?大蛇?」クーさんが叫ぶ。
「スゴい!真っ白な川よ。」
僕らが超えて行くのは、ミルクを流したような不透明の真っ白な川だ。
「また川!」
今度のは鮮やかな青緑色だ。
「向こうにも、また白い川!」
それを超えるとまた向こうに青緑色の川が見えた。
「これ、上から見たらきれいなストライプに見えるんじゃないかな?」僕は思った。
でも真っ黒な木々に覆われていて、この森を彼方上空から俯瞰することは叶わないようだ。
「湖、まだかしらね?」ユニヴァが冷めたつぶやき言う。
「お腹空いちゃったのぉ?」黄色いクチバシが振り向いて言う。
「湖に美味しいものでも浮かんでるって言うの?」ユニヴァが訊く。
「・・・たぶんね。」青いクチバシが笑って答えた。
しかしまだ湖の気配はない。
ところが、先を行く雲が急に停止した。
「おや?・・・門がある。」クーさんが言う。
真っ黒な木々の合間に、真っ黒な鉄柵の豪華な門がある。
所々には金の細工も施されている。
「こ、これは・・・。」クーさんがつぶやく。
確かに、お姫様の宮殿を連想させる門だ。
立派な門を眺めてしばらくたった。
「この門、どうやって開けるのよ?」ユニヴァが言う。
バサッっ!
その時突然、門の上に大きな一羽のカラスが舞い降りてきた。
カラスは僕らを値踏みするかのように見回すと、クチバシで門の上にある鉄の取っ手を引き上げた。
ゴロンと重い音がして、門がわずかに開いた。
「どうも。」青いクチバシはカラスにそう言うと、門を押し開けて奥に進んだ。
僕らもそれに続く。
「ガァアーっ!」鋭いカラスの声とともに、ガシャンと音を立てて門はまた閉まってしまった。
門の中の木々はどす黒いには違いないのだが、手入れが行き届いているのがわかる。
門を入ると、カーブした散策路が右にも左にも続いている。
僕らは右に行ってみる。
カーブの先には広々とした広場が見えた。
そして、その先にはクーさんを満足させるには十分な真っ黒な宮殿が見える。
広場には、つやつやの真っ黒な大理石が引き詰められていて宝石のように煌めいている。
僕らは広場の中央を宮殿に向かって進む。
宮殿に上がる広い階段の上方には巨大な扉があり、見たことのない動物の石像が左右配置されていて、その右の一頭の頭の上で先ほどのカラスらしい一羽が僕らを見据えている。
僕らが巨大な扉の前に来ると、カラスがまた一声叫んだ。
「ガァアーっ!」
扉がゆっくりと開いていく。
中から溢れる目映いばかりの光。
真っ黒な世界にいたせいで、目がくらみそうだ。
真っ白な壁に、真っ白な床、柱に金の装飾が美しい。
天井はライトなのか宝石なのか分からないほどキラキラと輝いている。
「キレイだけど何にも無い部屋ね。」ユニヴァが言う。
そう言われてみれば、窓も扉の一つも見当たらない。
部屋がうっすらと暗くなってきたかと思うと、周囲の色が淡いブルーに変化してきた。
天井の中央からキラキラとした光のシャワーが降り注ぎ始めた。
光のシャワーが床まで落ちる頃、その中に人影が現れてきた。
そして光のシャワーが止み、美しいブルーのドレスの女性がそこにいた。
その人は僕らを見ると、軽く微笑んだ。
それからおもむろに両手を大きく左右に広げた。
豪華なテーブルセットが現れて、同時に部屋の四隅には給仕も4人配置されている。
僕らはブルーのドレスの姫に促されて、テーブルに着く。
「やっぱ、いたな。」クーさんが僕の耳元にささやく。
クーさん待望のお姫様が現れたのだ。
「まずは、乾杯!」姫はそう言って笑った。
その時キラリと光ったのは、姫の口元からチラリと見えた歯だった。
僕とユニヴァの目が合った。
それから、手の込んだガラス細工のグラスからシャンパンのようなシュワシュワの飲み物を頂いた。
「ポータルマスターがいらっしゃるとは!」姫がユニヴァを見て言う。
「何だかスゴくきれいな歯ね。」ユニヴァが言う。
姫は歯を見せびらかすようにニィっと笑って見せた。
「宝石?」
「私の歯は全てダイヤです。骨もね・・・。」姫はスマして飲み物を飲んだ。
「へぇ、変わってるのね。」ユニヴァはさりげなく答えた。
姫がまた、両手を大きく左右に挙げた。
キラキラとスターダストが舞ったかと思うと、ガラッと変わって外に開けた大きな窓の部屋になった。
僕らの座る豪華なテーブルセットも、グリーンのふかふかなソファアになっている。
そして、大きな窓の外には、真っ黒なガラス板のように湖がたたずんでいた。
窓の外はバルコニーになっていて、その先には階段が下に降りている。
姫がバルコニーに出たので、僕らもそれに続く。
真っ黒な木々を揺らす風が気持ちいい。
給仕がワゴンで飲み物を運んできた。
赤いつぶつぶのフルーツに満たされたサッパリとした飲み物だ。
「下に降りて、ニョロとポニョを紹介しましょう。」
「ニョロとポニョ?」ユニヴァが言う。
ガラス板のような水面に小さなさざ波が立った。
さらに向こうにも、さざ波が見えた。
僕は目をこらす。
しかし水面はまた元のガラス板のように静まりかえった。
姫は飲み物のグラスを置くと、階段を降り始めた。
僕らもグラスをワゴンに戻して、姫を追った。
姫は軽くドレスの脇をつかみ、慣れた足取りで湖の畔へと進んで行く。
「今日は大勢で入らして下さったのに、鳥さんは2羽ですのね・・・。」姫は湖を遠く眺めてそう言った。
「悪かったな。」青いクチバシが言った。
その時、すぐ近くの水面がドロンと揺らめいた。
「わぁあああ!」
クーさんはその場に尻餅をつき、ユニヴァは僕にしがみついてきた。
「ネッシーだぁああ!!」尻餅をついたままクーさんが叫んだ。
「これはニョロです。」姫が静かに言った。
ニョロは水面から首をもたげて、静かに姫を見つめている。
僕らは体制を整えてニョロを見上げた。
するとまた水面がドロンと揺れた。
「わぁああ!」
クーさんだけが尻餅をついた。
同じような首長竜っぽい生き物が現れた。
「ポニョです。」姫が言った。
ポニョは僕らに興味を示したようで、落ち着き無く首を振った。
「今日はお会いできてとても楽しかった!お帰りのポータルへはこの子達がご案内いたします。」
「来たように帰るから大丈夫よ。」ユニヴァが言う。
「日が暮れたら、森は危険です。」姫がキッパリとした声で言った。
オレンジ色の最後の夕日が、湖面をキラキラと這って森の奥まで明るく差し込んでいる。
この後あっという間に日が暮れてしまうのは確かだ。
「ポォ~ニョポォニョポニョ~♪・・・ニョォ~ロニョロニョロォ~♪・・・」突然、姫が歌い始めた。
唖然として見ていると、ニョロとポニョがゆっくりと動き出した。
姫は歌を続けながら、僕らを湖へと促す。
僕らは巨大真珠に乗り、2羽は雲に飛び乗った。
そして、半ば追い出されるかのように姫に別れを告げ、湖の奥へと進んでいくニョロとポニョを追った。
「何だったのよ、あの人?」ユニヴァがぼやいて言う。
「だから、森のお姫様なんじゃないのぉ?」クーさんが言った。

【2019/08/27 16:35】 | ちゅら星物語 | トラックバック(0) | コメント(0) |
ちゅら星(150)
そう、最初のポータルは商店街のど真ん中に出るのだった。
巨大真珠はにぎやかな通りを避けて、すぐに細い脇道に入る。
「この先の大通りを越えて、真っ直ぐだったわね。」ユニヴァが言う。
僕らは大通りを越えて、閑静な住宅地を進む。
「ああ、あの家だね。」クーさんが言う。
玄関の金色の鈴を鳴らす。
少し緊張する。
「どうぞ。」微かな声が聞こえて、庭に入る木戸が開いた。
小道を進んで、ブーゲンビリアのアーチを抜けると広い中庭に出る。
何となく気まずいような思いで母屋の前を通り抜け、奥の森へと進む。
森の奥に、丸石で囲まれた池が見えた。
以前と同じように、水面は渦を巻いている。
巨大真珠は躊躇無く飛び込む。
「うわぁあっ!」
そう言えば、このポータルは水中に出るのだった。
巨大真珠は一気に浮上する。
そこは大海原のど真ん中、しかし何故かここだけコンクリートで囲まれている場所だ。
海上は雲一つ無く、みずみずしいブルーの太陽がメロウに照りつけている。
「ええっと・・・、この後は何処だっけ・・・。」ユニヴァが誰にとも無く言う。
「島かなんかじゃなかったっけ?」僕が言う。
クーさんのため息が聞こえた。
「座標移動だったと思うんだけど?」
「座標?」ユニヴァが過去の座標履歴を探る。
僕も、青いクチバシが指定した座標を使ったことを思い出した。
「あった!」ユニヴァの声と同時に移動した。
「よし来たぞ、あのそば屋だ。」クーさんが意気揚々と言う。
次のポータルは、そこのそば屋の裏庭の井戸だ。
ただし、渦が現れるのは一日に数回のみ。
僕らは、そば屋で次のポータルの予想時間を聞く。
「そうだにゃあ、あと一時間前後だと思うんよ~。」お茶を運んできた小柄なおばさんが言う。
「じゃ、みんな天ざるでいい?」ユニヴァが言う。
僕とクーさんは何となくそれに同意した。
「天ぷら揚げるんでにゃ、少し時間かかるよ。」おばさんが言う。
「井戸の渦に間に合うんなら大丈夫よ。」ユニヴァが言う。
おばさんはフフッと鼻で笑って、奥に入って行った。
僕らは熱いそば茶を前にして、埃っぽい外の景色を眺めた
「森に行って、どうする?」僕が言う。
「お姫様捜しだろ?」クーさんが言う。
「この前、見えたわよね・・・。」ユニヴァが神妙に言う。
「ああ、あのとんがり帽子のコビトみたいなの?」僕が言う。
ユニヴァが無言で頷く。
「だから、結局お姫様捜しってことでしょう・・・。」クーさんが念を押すように言ってお茶をすする。
「でもさ、お姫様って必ず魔女とセットで登場しない?」ユニヴァはお茶をすすって言う。
「えっ、魔女?」クーさんが口まで運んだお茶の茶碗を下ろす。
「確かに、あの真っ黒な森、魔女がいかにも住んでそうだよね・・・。」僕が言う。
「ヤバイかな・・・あの森・・・。」クーさんがおじけづく。
「ヤバイから、面白いんじゃない!」ユニヴァが言う。
「最近じゃ、ヤバいところにも行き慣れてきたしね。」ちょっと僕が皮肉る。
「あぁ・・・。」クーさんは小さい声で答えた。
埃っぽい通りに風が吹き抜ける。
少しの間を置いて、裏庭から涼しい風が通ってくる。
おばさんが大きな急須を持ってやって来た。
「今揚げてるところだからにゃ・・・。」そう言って、そば茶を注ぎ足す。
また、風が吹いて通りの土埃が上がる。
誰一人通る人も見えない。
店にも僕ら以外に客はない。
とても静かだ。
「はい、天ざるお待たせぇ。」
まず、僕とユニヴァの前に天ざるが来た。
「何の天ぷらかしらね?」ユニヴァが天ぷらの盛られたかごをのぞき込む。
すぐにクーさんの分も来た。
「この辺りで採れる山菜と川エビで、ピンクの衣のはモモ、黄色い衣はバナナだにゃ。」
「へぇ、デザート付きね。」ユニヴァはそう言って、まずは手のひら状の葉っぱの天ぷらに箸を付けた。
軽くサッパリとしたサクサクの天ぷらだ。
「まさに揚げたて、美味すぎ。」クーさんが満足そうに言う。
「うん、美味い。」パラッとした十割が、乾いた風に合うのだ。
おばさんがそば湯のポットを置いていく。
すっかり美味しい天ざるに満足して、ポータルのことなど忘れてしまいそうにまったりする。
会話もなく、静かな昼下がりの時が流れる。
「ああ、間に合ったみたいだね。」
静寂を破ったのは、青いクチバシの声だ。
そば屋に白い雲に乗った二羽が入って来た。
「集会がわりと早く終わったんでね、追いかけて来てみたんだ。」
「黒い森に行くんだったけぇ~?」黄色いクチバシが雲から降りて、僕らのテーブルに着く。
青いクチバシも僕の隣に座る。
おばさんが二羽の前にお茶を置く。
「そば粉のアイスクリーム・・・みんなも食べるでしょぉ?」黄色いクチバシが言う。
ユニヴァが頷く。
「じゃあ、5つ!」
案内役が来てくれたので、魔女の森の探検も心強くなった。
「あのね、魔女はいないと思うけどなぁ・・・。」黄色いクチバシが言う。
「森の奥に大きい湖があるよ。」青いクチバシが言う。
そば粉アイスクリームが届く。
上にはみたらしのタレがかかっていて、そばの唐揚げが数本添えてある。
「ポータル、もうすぐ開くはずよ。」ユニヴァが言う。
僕らはそば粉アイスクリームでポータルを待った。
それから間もなくポータルが出現し、僕らは井戸に飛び込んだ。
突然、目の前には青く輝く巨大な星。
僕らは軌道に乗ってゆっくりと移動していく。
先を行く二羽の雲は、宇宙用のキラキラのバリアーで包まれている。
すると目の前で突然雲が消えた。
と思ったら、今度は暗い水中だ。
「あぁ、ここ深海だぞ。」クーさんが言う。
「そうだ、カモフラージュ!」僕が言う。
サメや深海魚に寄りつかれたら面倒だ。
先を行く二羽の雲は、どんどん浮上していく。
僕らもそれを追いかける。
「案内役が来てくれて、助かるよね。」クーさんが暢気に言う。
浮上するにつれて、視界が明るくなる。
あちこちに色とりどりの塊が見える。
魚の群れだ。
「うわぁ!」クーさんが叫んだ。
視界が黄色一色になる。
巨大真珠が黄色い魚の群れに囲まれたようだ。
「そうだ、カモフラージュじゃなくてミラージュだ。」僕は慌ててミラージュに切替えた。
鏡に映った姿に驚いたように、黄色の群れが散り散りに去って行く。
モコモコ雲はもう海上に出たようだ。
僕らも急ぐ。
海上に出るとすぐそこに雲が待っていた。
「大丈夫?」青いクチバシは言って、またすぐ出発した。
しばらく行くと、パシャンと音を立ててモコモコ雲は海中に飛び込んだ。
「次は、あそこだったわね。」ユニヴァが以前を思い出したように言った。
海中に入ると、海底の白砂が渦を巻いているのが分かった。
あの二羽の姿はもう見えない。
すぐに渦に突入する。
そして、前にも見たあの怪しい景色だ。
虹色の金属質の岩場に、水銀のような銀色の波が打ち寄せている。
「さあ、もうすぐ森だよぉ。」黄色いクチバシが言う。
僕らはビニール細工のような奇妙な植物を眺めて、モコモコ雲について進む。
「幻想的だね。」僕が言う。
「でも、やっぱり住みたくはないよね。」クーさんが言う。
遠くに見えてきた真っ黒い塊。
あれが、お目当ての森だ。
「魔女はいないってさっ。」クーさんがニタついて僕に言う。
【2019/07/24 15:10】 | ちゅら星物語 | トラックバック(0) | コメント(0) |
ちゅら星(149)
53.封印された色
ニワトリの件がとりあえず片付いたので、僕らは各々帰路についた。
僕も巨大真珠で一人レモン星へ向かっていると、モニターにユニヴァが現れた。
「これ・・・鍵よね・・・。」
ユニヴァはさっき渡された三色の水晶柱のようなものを手の中で鳴らした。
「使い方分かるの?」僕が言う。
画面のユニヴァは小さく首を横に振る。
「今日とか明日は勘弁してよ。」クーさんがユニヴァの頭の中を見透かして言う。
「でも近いうちにね!」ユニヴァはそう言うと通信を切った。
僕はレモン星の自宅へスピードアップした。
それから数日はタイタンへの誘いがいつ来るのかと落ち着かなかったのだが、ユニヴァからの連絡も無いままだいぶ時間が過ぎた。
僕は久しぶりに港近くのマーケットに向かった。
貝細工に使うワイヤーなどの買い物を済ませると、新しくできたジューススタンドへ寄ってみることにした。
マンゴージュースとバナナジュースと迷っている間に、二人の女の子が来てベリーミックスとトロピカルミックスを注文した。
女の子達の後に、結局僕はグァバジュースを注文した。
「へぇ、買い物?」
声に振り向くとユニヴァがいた。
驚いている僕をよそに、ユニヴァはスイカジュースを注文した。
「タイタンへ行くんだよね。」僕はグァバジュースを一口飲んで言った。
「今行ってきたんだけど・・・、ダメだった。」ユニヴァはスイカジュースを受け取りながら言う。
「ダメって?」
「鍵穴らしきものも見つからなかったし、使い方が分からないって事・・・。」
僕らは、港の公園の方へ移動した。
「そこらにGackNtなんかウロウロしてないかしらね~。」ユニヴァは公園を見回して言う。
「確かに鉱物の扱いには、彼詳しそうだからね。」
「調子に乗りそうだから、あんまり頼りたくないっていうのもあるけど・・・。」ユニヴァはそう言って、あの三色の水晶柱のような石を取り出した。
三つの石は午後の日差しをキラキラと反射する。
「ピーちゃんなら、いいネックレスにしてくれるんじゃない?」ユニヴァは冗談らしきこと言って、また石をしまい込んだ。
「しっぽの時は、石を並べたよね・・・。」僕が言う。
ユニヴァは考えるように宙を見る。
そして、何か思いついたように僕を見た。
「ねぇ、あのジェミニを閉じ込めた惑星・・・。」
「400だか440惑星だったっけ?」
「氷詰めのニャントロの眠りを覚ます時、水晶柱使ったわよねアイツ・・・。」
そう言えば、あの時GackNtはニャントロが眠る氷のピラミッドに水晶の先端を当てたのを思い出した。
気がつくとユニヴァはもう巨大真珠を用意している。
「行くわよ、タイタン。」
僕は慌ててユニヴァの巨大真珠に飛び乗った。
「クーさんはどうする?」
「今連絡したから、現地!」
巨大真珠はレモン星を飛び出すと、一気にタイタンへワープした。
「わぁぁっ!」
到着した直ぐ脇に、巨大なティタノサウルスだ。
「ぐわぁぁああ!」
直ぐ近くで誰かの絶叫が走った。
クーさんの巨大真珠も到着した。
それから恐竜のいない場所に移動して、クーさんも僕らの巨大真珠に乗り換えると、縮小した巨大真珠はあの洞窟に侵入した。
奥まで来たが、強烈な光は見えない。
僕らは縦穴を降りて行き、中央で停止した。
「あのフズリナにこの先端を当ててみるしかないわよね?」ユニヴァが僕を見た。
僕はクーさんを見た。
「まずは、やってみよう・・・。」
クーさんがそう言うと、ユニヴァは一番大きな渦の見えるフズリナに巨大真珠を寄せた。
それから青い水晶柱を持った手を外に突き出した。
そして、そっとフズリナに先端で触れる。
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
何も起こらない。
「あの時はニャントロを目覚めさせるために、水晶の振動を使ったのよね・・・。」
ユニヴァは目を閉じて記憶をたどっている。
「そしてニャントロの場合は、GackNtを目覚めさせるために花の滴を使った・・・これも振動・・・。」
「振動か・・・。」僕も記憶をたどる。
「音じゃないか・・・振動だろ?」クーさんが言う。
ユニヴァは指で水晶柱を弾いた。
コツと鈍い音がしただけだ。
ユニヴァは水晶柱を持った手を外に突き出すと、コツと指で弾いた後フズリナに押し当てた。
「・・・。」
やはりダメなようだ。
「音かも知れないけど、どう使えばいいのかが分からないんじゃダメよね。」
最初の頃のワクワク感が完全に失せてきている。
「じゃあ、光は。」クーさんが言う。
ユニヴァは水晶柱を巨大真珠のアームに持たせた。
それから照明をフズリナの渦の中央に当たるようにセットする。
アームをライトの正面へと移動させる。
水晶柱の向きを調整すると、ちょうど尖った先端に光が集中した。
「いいわねっ。」ユニヴァが言う。
そして照明の光度をマックスへ・・・。
すると洞窟内がスッと暗くなる。
「何だ?」クーさんの声。
「見てよ、フズリナが光を吸収しているみたい。」
青い水晶柱の先端から注がれる光が、渦の中央に吸い込まれていくように見える。
大きなフズリナ全体がうっすらと光を帯びて脈動している。
「静止した振動を再開させる・・・、あの時そんなようなことGackNtは言っていた気がする。」ユニヴァがつぶやく。
「だとしたら・・・。」クーさんが言う。
「化石が生気を取り戻すって事かな?」僕が言う。
強大なフズリナはさらに輝きを増す。
「うわぁぁぁ!」
衝撃的な強い光に包まれた。
直ぐに光は消え、気がつくと巨大フズリナも光を失い、元の化石としてそこに埋まっている。
「何があったの?」ユニヴァが言った。
僕らは辺りを見回したが、特に何も変わったところはないように感じる。
「見て、出口の穴の形・・・。」ユニヴァが言う。
僕らが入って来たときの穴は丸みがあったのだが、いびつにギザギザとして大きさも大きくなっている。
ユニヴァが僕とクーさんを交互に見た。
そして巨大真珠を上昇させて、出口へと向かった。
縦穴を抜けると、洞窟内は明らかに入って来たタイタンのものとは別のものになっていた。
「やっぱり、あの光でワープしたんだな。」クーさんが言う。
「うん。」ユニヴァが力強く答える。
くねくねした狭い通路が続く。
「あれ、ここ?」僕が思いついて言う。
このくねくねとした通路は、このまえ白い鳥のところへ行った、あの島の洞窟に似ている。
出口の光が見えてきた。
間違いないようだ、鳥の声と・・・そして波の音も微かに聞こえている。
巨大真珠は洞窟を抜け出した。
「おおっ、あのブルーの太陽だ。」クーさんが言う。
どうやら僕らは水晶柱を上手く使って、白い鳥の星へ移動できたのだ。
「よしっ!大成功ね。」ユニヴァが嬉しそうに僕を見た。
しばらくすると陸地の海岸線が見えてきた。
海岸線に雲らしきものは見えない。
「今日は一つも雲見えないねぇ。」僕が言う。
「あっ、そうだよ!」突然クーさんが叫ぶ。
クーさんを見ると妙にニヤニヤしている。
「何よ?」不審そうにユニヴァが訊く。
「森・・・。」ニヤついた顔でクーさんが言う。
「ふぅん・・・いいわねっ。」ユニヴァの目に光が走る。
ユニヴァは最初に白い鳥に案内されたときのコースをたどって、巨大真珠を進める。
草原のゆるい坂に沿って進む。
「ああ、あの木だね。」クーさんが言う。
「キラキラしてないってことは、彼ら在宅中てことかしら・・・。」ユニヴァはそう言って、木の手前で巨大真珠を停止させた。
「おや!君たち。」雲の中から声がした。
そして雲の中から、黄色いクチバシと青いクチバシが同時に顔を出した。
「島のポータル、上手く使えるようになったんだ。」僕が言った。
「ちょっとした鍵が必要なんだけどね・・・。」ユニヴァが付け加える。
それから僕らは木の中に招かれて、お茶をごちそうになった。
「それじゃあ、これからはちょくちょく来れるね。」黄色いクチバシが言う。
「そうねっ。」ユニヴァはあっさりと答えた。
「この後、我々は集会があるんだけど・・・君たちどうする?」青いクチバシが言う。
「ここでゆっくりしていてかまわないけど。」黄色いクチバシが言う。
「あの森に探検に行こうと思ってるんだよね・・・。」クーさんが言う。
「あの森?」青いクチバシがつぶやく。
「あのビビットカラーの池がある森のことだよ。」僕が言う。
「ああ、帰りのポータルに使った・・・。」青いクチバシが言う。
「一緒に行ってあげたいけど・・・明日まで待てる?」黄色いクチバシが言う。
「大丈夫、ルートは分かってるから!」ユニヴァは言って、お茶を飲み干した。
青いクチバシと黄色いクチバシは、直ぐそばにある最初に入るポータルまで送ってくれた。
「今度来たときには、いろいろ案内するから。」青いクチバシが言う。
「それじゃね!」ユニヴァのさりげない挨拶とともに、巨大真珠は地面に黒く渦巻くポータルに飛び込んだ。

【2019/06/03 14:43】 | ちゅら星物語 | トラックバック(0) | コメント(0) |
ちゅら星(148)
島の洞窟に戻ってきた僕らは、再び光の中へ突入した。
制御できない巨大真珠はゆらゆらと揺れている。
チュピッ・・・
赤い鳥が現れた。
すぐさまユニヴァは『めえぇぇぇぇぇ』を開始した。
光が弱まると、赤い鳥は洞窟を出て行った。
「早く小さい恐竜出て来~い!」クーさんが言う。
ユニヴァの声が止んで、巨大真珠はまた浮遊する。
それからしばらく鳥の姿は現れなかった。
「何でもいいから出て来~い!」クーさんがまた言う。
「そうだ!」ユニヴァは突然言うと、キャンディーを一つ口に放り込んだ。
「小さい恐竜っぽいのをイメージしながら・・・めえぇぇぇぇぇ~~~~~~・・・」ユニヴァの声がまた響き始めた。
光が徐々に弱まっていく。
ケッケッ・・・
「ユニヴァ、やったぞ!」クーさんが叫んだ。
羽毛の生えた小さなラプトルが現れた。
「めえぇぇぇぇぇ~~~~~~・・・」ユニヴァの声が冴える。
僕は小さなラプトルを追いかけるように、巨大真珠を発進した。
小さなラプトルを道案内に、僕はくねくねした洞窟を進んで行く。
「おっ、もう外だ。」クーさんが言う。
通路は少し広くなり、前方に光が見えた。
そして、小さなラプトルは洞窟を抜け出していく。
「やっぱりここだわね。」ユニヴァが言った。
そして、そこには旧型の巨大真珠の姿があった。
「無事で良かった。」小さな動物が言った。
「今、そこから何か出てきおったぞ。」おじさんが言う。
さっきのラプトルは少し先の岩場で毛繕いをしている。
「アレが探していたニワトリよ!・・・たぶんね。」ユニヴァが言う。
「ニワトリ?」おじさんが岩場のラプトルを見る。
すると旧型巨大真珠が縮小化した。
「ちょっとそのおかしなポータルを見てくる。」小さな動物はそう言うと、洞窟へ入って行く。
「行ってみる?」ユニヴァが僕とクーさんに言う。
僕らは旧型巨大真珠の後を追った。
小さな動物たちは光の手前で停止していた。
「先に入って『めえぇぇぇぇぇ』で安定させるわ。」ユニヴァはそう言って巨大真珠を進めた。
再び光の中に突入する。
ユニヴァの声とともに光は弱まり、磁場は安定した。
上からゆっくりと旧型がこちらに降りてきた。
「おや?」小さな動物が下の方を見て言う。
なにやらガラクタのようなものがたまっているのが見える。
ユニヴァの『めえぇぇぇぇぇ』は続いている。
「アレを採取できる?」小さな動物が言う。
巨大真珠に搭載されている小さなシャベルで半分くらいならいけそうだ。
僕は慎重にシャベルを操作した。
何だか分からないがとりあえずすくったので、そのまま巨大真珠を上昇させた。
「ユニヴァも疲れてる、外へ急ごう。」小さな動物が言った。
光の部屋を抜けるとユニヴァの声が止んだ。
「はぁあっ!」ユニヴァが大きく息を吐く。
「なんかコレ回転しているよ。」僕はシャベルに乗ったものを見て言う。
「磁場を作るときのヤツだな。」小さな動物が言う。
「その赤いのは靴かのう?」おじさんが言う。
「うん、どう見ても長靴だね。」クーさんが言う。
「あ、ボールペンみたいなのもある。」
「体温計じゃないか?」
「動物が巣作りのために持ち込んだのかも・・・。」小さな動物が言う。
ユニヴァが落ち着くのを待ってから、残りのガラクタ採集に向かった。
これでほぼ全部をすくい取ることができた。
僕はシャベルのものを落とさないように慎重に進んだ。
縦穴を出て、ユニヴァの『めえぇぇぇぇぇ』が止んだ。
「あれっ?」
ユニヴァの『めえぇぇぇぇぇ』が止んでも、洞窟の下からあの強烈な光が照りつけていない。
僕は巨大真珠を少し戻して、縦穴を覗いてみた。
巨大真珠の照明を強くしてみる。
何でも無い薄暗い洞窟がぽっかりと空いていて、底には取り残したいくつかのガラクタのかけらが見える。
「シャベルの中、もう一つ装置があるよ。」小さな動物が言う。
回転はしていないが、さっきの装置と似たようなものがある。
「それに磁気が強そうな石もあるね。」僕が言う。
「その三角の、GackNtが作る増幅ピラミッドぽくなぁい?」ユニヴァが言う。
「これだけであんなにポータルがおかしくなるかどうかは分からないけど・・・コレが干渉していたことは確かだね。」小さな動物が考えながら言う。
「まだ、中になんかあるんじゃない。」クーさんが言う。
「埋まってるのかも知れんぞ、土の中にじゃ。」おじさんが言う。
「かもね。」小さな動物が言う。
「そうね・・・。」ユニヴァの目がキラリとした。
そして、ただの空洞になった縦穴にもう一度降りてみる。
「妙な地層だな。」クーさんが言う。
壁面の層は渦を巻いている。
「渦ってところが怪しいね。」小さな動物が言う。
「ポータルを連想させるわね。」ユニヴァが言う。
僕は照明をさらに強くしてみた。
「ちょっとコレ・・・。」僕は一瞬息を呑んだ。
その渦巻き状の地層は、地層なんかじゃなく巨大なフズリナではないか。
「スゴいな・・・。」ため息のように誰かが言った。
しばらく静寂の中、巨大なフズリナに圧倒される。
「これがさっきのガラクタでパワーを増幅されてたんじゃな。」おじさんが言う。
「そうだね・・・。」小さな動物がつぶやく。
「ねえ、そっちの壁・・・」ユニヴァが言う。
よく見ると、キレイに渦巻きを見せているのはコレ一つなのだが、かなり大きいフズリナがあちこちに埋まっているのが見える。
「小さいのも数えたら相当な数だな。」小さな動物が言う。
ユニヴァが壁に近寄って観察する。
渦巻きを見せていないものは、丸みがあるのでフズリナと分かるが、ごつごつとした肌で一見岩にしか見えない。
「このごつごつ感・・・いつものフズリナと違う種類なのかな?」クーさんが言う。
「これは化石じゃのう。」おじさんが言う。
「え?」ユニヴァの声がした。
そうだ、僕はあの過去の世界に行ける大きなフズリナも少しざらざらしていたことに今気がついた。
「ポータルにもならないただの洞窟じゃあつまらないなぁ。」クーさんがポツリと言う。
それから、僕らは巨大なフズリナの化石を後に洞窟を出た。
そして、とにかく土星に戻り一息つくことにした。
土星ブラックとホワイトチーズケーキで、僕らは午後のティータイムをくつろいだ。
「速報です!突然大量のニワトリがあふれ出しました。」広場の大スクリーンで、突然ニュースキャスターが緊迫した様子で告げた。
「開発地域に開いたシンクホールから、大量のニワトリが・・・」
僕らは顔を見合わせた。
「間違いなく、アタシ達の仕業ね・・・。」そう言って、ユニヴァは土星ブラックをすすった。
「後でキャニオンドームのマスターのところに行ってみよう。」僕が言う。
「OK!」そう言うとユニヴァはホワイトチーズケーキに手を付けた。
翌日のキャニオンドームに、僕とクーさんとユニヴァは各々の巨大真珠で集合した。
そしてユニヴァの巨大真珠に乗り換えるとすぐにマスターの元へ出発した。
途中、僕らに気がついたオオワシがやって来た。
「ニワトリが帰ってきたってよ。」オオワシが言う。
カラフルな岩のエリアを横目に見て、聳え立つ岩山を超える。
いつものコースだ。
ビュートが見える平原に出た。
すぐに見えてきたのが、ポータルのある岩場だ。
するともう一羽オオワシがどこからともなく現れた。
この淡い色合いは、あの少年に違いない。
マスターの住む岩場が見えた。
「こっちです。」少年のオオワシが言う。
僕らは岩場を超えて、少年の案内する方へと着いていく。
黒っぽい岩場が見えてきた。
少年は谷間へと降りて行く。
谷間には緑が茂り、小さなオアシスのようだ。
「川がある。」僕が言う。
「ほら、あの先には滝だ。」巨大真珠の隣でオオワシが言う。
少年のオオワシはどんどん谷へと下降していく。
そして、河原の岩に白いオオワシを発見した。
その傍らにもう一羽白い鳥が見える。
「お手柄お手柄、さすがポータルマスター。」白いオオワシの姿をしたマスターが僕らを迎えて言う。
「ポータルマスター?」ユニヴァが言う。
「LUME星のマチはそう言っていましたよ。」マスターが言う。
「じゃあアタシ達、マスター同士ね!」ユニヴァがちゃっかり言う。
「ええ、この度は助かりました、お礼を言います。」マスターがふわっと羽を動かす。
「アナタがポータルマスターのユニヴァ、助けてくれてありがとう。そして皆さんにも。」マスターの傍らの白い鳥が言う。
「まさか・・・ニワトリ?」ユニヴァが白い鳥を指さして言う。
「ポータルに捕らわれていた間抜けなニワトリ・・・。」白い鳥が羽をバサバサさせて言う。
「あんまりニワトリっぽくないわね。」ユニヴァが言う。
白い鳥はニワトリと言うよりは鳳凰のような大ぶりの派手な出で立ちで、確かに顔周りにはトサカだ何だがあるのだが、とにかく全身真っ白なのだ。
「あのポータルは、これから自由に使っていいんですよ。」マスターが言う。
「残念!」クーさんが言う。
「もうポータルでも何でも無いただの洞窟になっちゃったのよ。」ユニヴァが言う。
すると少年が何か差し出した。
先のとがった水晶柱のようなものだ。
色違いで三つある。
どれも透明で、ピンクとグリーンとブルー。
「キレイね。」ユニヴァが言う。
「ポータルマスターなら、使い方はお分かりになるでしょう。」マスターが言う。
ユニヴァはマスターを見て首を大きく横に振った。
「大丈夫、分かります。」マスターはただそう言った。
それから、マスターとニワトリは用があるからと飛び立って行ってしまった。
「お菓子を用意してあるってよ。」オオワシが言う。
「帰って、お茶にしましょう。」少年のオオワシが僕らを促す。
僕らはマスターの岩場の家に行き、少年の入れたお茶とマスターが焼いたパウンドケーキをごちそうになった。
【2019/04/27 16:16】 | ちゅら星物語 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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